最近子供の行動や症状を見て「アレルギーかも」と思っていませんか?
- 特定の食物を食べると痒がる
- 咳を頻繁にする
- 常に鼻を詰まらせている
このような症状が見られる場合は何かしらのアレルギーを発症している可能性高いです。
近年は約40%の子供が何かしらのアレルギーを発症しているといわれています。
アレルギーを重症化させないためにも、アレルギーごとに対策を行わなければなりません。
この記事では、アレルギーの症状・対処法・対策法について紹介していきます。
Contents
1.子供が発症しやすいアレルギーの症状
アレルギーの原因となる物質、花粉や金属・食物などは総称してアレルゲンと呼ばれています。子供は大人と比べ、各臓器機関が未発達なことからアレルゲンに対する免疫がとても弱いです。
厚生労働省の調査では3人に1人の子供が何かしらのアレルギーに感染しているというデータもあります。
子供が発症しやすいアレルギーは主に食物アレルギー・ぜん息・アレルギー性鼻炎の3つです。それぞれのアレルギーの症状について押さえておきましょう。
1-1.食物アレルギーの症状
食物アレルギーはアレルゲンとなる食物を摂取することにより発症するアレルギーです。皮膚の痒み・目の充血・咳・吐き気などが主な症状となります。
食物を摂取し1〜3時間で症状が現れる「即時型食物アレルギー」や運動することで誘発され発症する「食物依存性運動誘発アナフィラキシー」など発症するタイミングも人それぞれです。
1-2.ぜん息の症状
ぜん息は症状に気づかず、放置していると気管支炎など重症化していく傾向があります。そのため子供の異変を察知し早めに気づいてあげることが大切です。
ぜん息はゼーゼー、ヒューヒューといった特殊な音が聞こえる「ぜん鳴」が代表的な症状。そのほかにも咳が続いていたり、夜中に咳き込むなども症状の一つです。
基本的には年齢が上がるにつれて改善されていきますが、重症な方は成人になったあともぜん息と向き合うことが必要となります。
1-3.アレルギー性鼻炎の症状
アレルギー性鼻炎は、過度な鼻詰まり・鼻詰まりが原因での口呼吸・いびきが、長く続いている場合発症している可能性が高いです。
ぜん息を発症している方は、アレルギー性鼻炎も発症しやすく、同時に治療を進めていく必要があります。
2.子供がアレルギーを発症している可能性がある場合の対処法
アレルギーは放置しておくと、重症化したり別の症状を発症したりと、他の悪影響を引き寄せてしまいます。子供が上記の症状に当てはまるなどの異変・変化を感じた場合は、一度医者に診てもらいましょう。
受診するにあたり、子供の症状を細かく知っておくことが大切です。
2-1.食物アレルギーの対処法
食物アレルギーを避けるにはアレルゲンとなる食物を摂取しないのが良いでしょう。しかし、食物アレルギーは正しく対処することで、軽減・完治させることが可能です。
まずは子供がどのような症状なのか以下のチェックポイントを知り、正しく医師に伝え、相談することが大切です。
- 何を食べて症状が現れたか
- 食べてからどのくらい時間が経過して症状が現れたか
- どのくらいの量を食べて症状が現れたか
- 症状の状況
- 症状の持続時間
2-2.ぜん息の対処法
ぜん息はアレルゲンとなる物質を避けることが大切です。ダニ・ホコリ・煙・ペットの毛など、こまめに掃除を行い子供がアレルゲンと接触しない環境を作りましょう。
また、体を鍛えることでぜん息に対して強い体を作ることができます。体調が良い日は運動・早寝早起きを心がけましょう。まずはアレルゲンの検査や今後の治療法を知るためにも医師に一度相談することをおすすめします。
2-3.アレルギー性鼻炎の対処法
アレルギー性鼻炎もハウスダストや花粉などのアレルゲンを避けることが大切です。
自宅を常に清潔に保ち、空気洗浄機などを設置しアレルゲンと接触しにくい環境を作りましょう。
アレルギー性鼻炎はアレルゲンが何かを知っておくことが重要なため、一度検査を行うのがおすすめです。
3.アレルギーにならない対策方法!日頃から気をるポイント
アレルギーは親の遺伝で子供に受け継がれることもありますが、日頃の生活でいくつかのポイントに気をつけることで、予防・対策が可能となります。
アレルゲンと接触しないことが一番の重要事項ではありますが、その環境づくりが大切です。
子供のアレルギーが悪化・別の症状を発症しないためにも各アレルギーのポイントを知っておきましょう。
3-1.食物アレルギーの対策方法
0〜6歳頃までは鶏卵・牛乳・小麦粉などを摂取することで食物アレルギーを発症する子供が多くいます。
そのため鶏卵・牛乳・小麦粉を子供に食べさせるときは特に気にかけていた方が良いでしょう。
食物アレルギーは、年齢が上がり、消化器官が発達することでほとんどが改善されますが、9%近くの方は大人になっても完治しません。
子供の頃に食物アレルギー試験を受け、どの食物がアレルゲンとなるのか知っておくことが大切です。
3-2.ぜん息の対策方法
ぜん息はアレルゲンとなるホコリや煙と接触する回数を減らすことが対策法となります。そのためにも常に自宅を清潔に保ち、空気清浄機で空気をきれいに保つことが大切です。
- エアコンのフィルターをこまめに掃除する
- カーペット、絨毯を使用しない
- ペットを飼わない
- クッションを置かない
- 観葉植物を置かない
- 24時間換気のフィルター交換を定期的に行う(マンション住まい)※1
以上のこともぜん息対策となるので、意識しておくと良いでしょう。
3-3.アレルギー性鼻炎の対策方法
アレルギー性鼻炎もぜん息同様にきれいな環境を作ることが大切です。また、花粉が飛散しているシーズンはなるべく外出を控え、外出する際もマスクなどを着用しましょう。
アレルギー試験を受け、どのような植物の花粉に反応し、アレルギー性鼻炎が発症するのかを事前に知っておくことも重要です。
まとめ
子供にアレルギーの症状が見られる場合は、まず病院に行って医師の診察を受けることをおすすめします。
また、自宅の良い環境作りは大人の力が必要となるため、発症・悪化をさせないためにも、日頃からアレルゲンとなり得る物質を避けることを心がけましょう。
合わせて確認してください。