花粉症は漢方で改善すべし!症状別の適切な商品と季節を乗り切るポイント

 

植物の花粉がアレルゲンとなり発症する花粉症。

毎年自分が発症する季節になると「鼻水が垂れてくる」「くしゃみが止まらない」という方も多いと思います。

頭痛や発熱などを引き起こしてしまう方はさらに辛いですよね。 市販薬を服用している方もおられますが、花粉症には『漢方薬』もおすすめです。

そこで今回は、

  • 漢方薬服用の注意点
  • 花粉症を抑える漢方薬
  • 漢方薬のQ&A

について紹介していきたいと思います。

「漢方薬が気になる」「市販薬では効き目が感じられない」という方はぜひ参考にしてみてください。

まずは確認!漢方の飲み合わせには注意が必要

漢方薬はなるべく他の薬と一緒に服用しないようにしましょう。 成分が干渉し合い、最悪の場合、健康に大きな害を及ぼす可能性があります。

どうしても漢方薬と他の薬を併用して服用する必要があるなら、事前に主治医に確認し、問題ないか確認をした上で服用を開始しましょう。

また、漢方薬は必ず決められた分量・摂取方法を順守し、自分ルールで服用しない鉄則。 ちょっとした油断が大きな健康被害を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

花粉症が引き起こす4つの症状とそれを抑える漢方薬

花粉症の症状としては、くしゃみ、鼻づまり、頭痛、咽頭痛などが挙げられます。 どれも花粉症患者にとってはとても辛い症状です。

市販薬は全症状に満遍なく効果があるのに対し、漢方薬は症状ごとに特化した成分配合となっており、大きな効果を発揮します。

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

小青竜湯は、「鼻水が垂れてくる」「くしゃみが止まらない」という症状を改善してくれる漢方薬です。

眠気を感じるような成分は一切入っていないため、仕事前でも服用することができます。

麻黄(まおう)をはじめとした8種類の成分で調合された漢方薬です。

葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

葛根湯加川芎辛夷は、「鼻づまりで夜も眠れない」という症状を改善してくれる漢方薬です。

体を温めてくれる成分をベースに、眠気を感じない成分なども調合されているため、職場で服用しても問題ありません。

葛根(かっこん)などの9種類の成分で調合され作られています。

川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)

花粉症の症状が過剰に反応し「頭痛」などを引き起こした際におすすめな川芎茶調散。

花粉症以外の頭痛にも効果を発揮し、同時に寒気や発熱などを抑える効果も期待できます。香附子(コウブシ)をメインに9種類の成分で調合された漢方薬です。

甘草湯(かんぞうとう)

花粉症の主な症状となるくしゃみを何度も繰り返すことで発症する「咽頭痛」。その咽頭痛に作用する漢方薬が甘草湯です。

咽頭痛以外にも咳・口内炎などを改善する効果が期待できます。 顆粒状のものは風味が独特なため、少し飲みづらいかもしれません。

漢方薬を服用する前に知っておきたい3つのQ&A

現在では約9割の医師が漢方薬を症状を改善する処方薬として使用しています。 漢方薬は大きな効果をもたらすことから患者からも強い支持を集めているのが特徴的です。

しかし、意外にも漢方薬の知識は浸透していないのが現状。 ここでは、漢方薬を服用するに際し、最低限知っておきたい知識について紹介していきます。

漢方薬に副作用はないの?

副作用は小さいと言われていますが決してゼロではありません。漢方薬の配合成分や分量次第では、発疹・食欲不振といった副作用が現れる場合があります。

副作用が表れた場合、基本的には数日で治まりますが、長期間体調が優れない場合は、漢方薬の飲み方、成分の組み合わせに問題があったと考えられるため、すぐに診察へ行くことをおすすめします。

漢方薬はお茶で飲んでも大丈夫?

漢方薬をお茶で飲むのはあまりおすすめできません。基本的には水または白湯で飲むようにしましょう。

濃いお茶やジュースなどで漢方薬を飲んでしまった場合、成分同士が作用し効果が薄まってしまう場合があります。

また、漢方薬に限らず、薬をオレンジジュースやグレープフルーツジュースと言った柑橘類系のジュースで飲むのは厳禁です。

薬の成分によっては過剰反応を起こし、想定外の効果や副作用が発生する可能性が考えられます。 副作用が発生した場合は2〜3日と数日にわたり体に悪影響が発生してしまうため、細心の注意を払いましょう。

子供に自分の漢方を飲ませても大丈夫?

自分用に処方された漢方薬や薬は絶対に他人や子供に飲ませてはいけません。漢方薬を処方する際は、医師が診断した上で、その人に合った分量や種類の薬を選定しています。

そのため、人によっては効果が出すぎたり、副作用が発生してしまう場合があるのです。 また、子供は大人よりも漢方薬の適正分量が少ないため、大量に摂取してしまうのもよくありません。

子供にどうしても漢方薬を飲ませたい場合は、医師に診察をしてもらい、判断をあおいだ上で服用を行いましょう。 絶対に自己判断で服用しないことが重要です。

まとめ:症状に合った適切な漢方を服用しよう

漢方薬は長い歴史を持ち、昔から人々の症状を改善してきた実績と信頼のある薬です。

一概に漢方薬といっても調合次第では数え切れないほどの数が存在します。 そのため、自分の症状に対し、改善してくれる正しい漢方薬を選定することが大切です。

市販薬としても漢方薬が販売されていますが、まずは病院で医師の診察を受け、自分にあった漢方薬を処方してもらうのが良いでしょう。

「花粉症の症状がなかなか改善しない」という方はぜひ漢方薬を試してみてください。

 

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