激しいかゆみが特徴的で、長期間症状と向き合っていかなければならないアトピー性皮膚炎。
様々な場面でかゆみが発生し、かゆい部分をかかないように意識したり、保湿を徹底的に行ったりなどの対策をしている方も多いと思います。
乾燥や細菌によりかゆみが発生するアトピーですが、実はストレスが原因でもかゆみが発症する場合があるのです。
この記事では、
- ストレスとアトピーの関係
- アトピーを悪化させるストレス緩和法
- アトピーを悪化させない私生活のポイント
について詳しく紹介していきます。
Contents
ストレスとアトピーの関係性
アトピーは食物アレルギーと強い関係を持っていると言われていますが、社会人になるとストレスが原因でアトピーが悪化することがよくあります。
受験勉強中・就職活動中・会社への入りたて・大きなプロジェクトを任せられている時などにストレスを感じる場面で激しいかゆみに襲われるのです。
アトピーが悪化するストレスのメカニズム
ストレスが原因の場合は個々にストレスを感じている場面や期間にかゆみが発生し、ストレスから解放された時にかゆみが緩和されるのが特徴的です。
過労や寝不足もストレスと大きく関係してくるため、アトピーを発症している方で仕事が忙しい時期などはかゆみとの戦いが激化するという人が多くいます。
かゆくなるとその部位をかきたくなりますが、かいてしまうことで皮膚のバリア機能の低下にも繋がり、アトピー自体が悪化する恐れがあるため、皮膚をかきむしるのは厳禁です。
アトピーとストレスが悪化することでうつ病を引き起こす
アトピーの症状は精神にも大きな負荷となり、最悪の場合うつ病も引き起こす可能性があります。
かゆみ・アトピーのかいた跡へのコンプレックス・将来の不安などと仕事とのストレスが重なり引き起こすケースがほとんどです。
休日は極力友人と遊んだり、旅行をするなどして日頃から溜まっているストレスを解消することを心がけましょう。
少しでも不安なことや悩みがある場合はすぐ人に相談することも大切です。
アトピーを悪化させるストレスの緩和方法とは
アトピーは長期的、ストレスは一生向き合っていかなくてはいけないもの。
そのため、因果関係にあるその二つをいかに緩和させ、悪化させないようにするかがとても重要です。
自分だけのリラックス解消法を見つける
ストレスを解消しリラックスすることはとても大切。リラックスの方法は読書・お風呂・運動・旅行など人それぞれ違いがあります。
そのため自分が一番リラックスできる行動をストレスを感じた際に実践しましょう。
リラックス方法セミナー受講してみる
ストレスを緩和させるために自分がリラックスできる行為を模索しているがなかなか見つからないという方もおられると思います。
その場合は、リラックスの方法を教えてくれるセミナーなどを受講してみるのがおすすめです。
リラックス法を学ぶことで、趣味が見つかり、アトピーを忘れるほど熱中できるものに出会えるかもしれないですね。
ストレスが酷い場合は安定剤を服用する
仕事で追い込まれており、どうしてもストレス過多になってしまい、悩んでいるという人は医師に相談した上で安定剤などを服用してみるのも一つの手段過。
過剰摂取は危険なため、医師に相談した上で服用することが鉄則です。
アトピーを悪化させない対策!私生活で気をつける3つのポイント
私生活の中で3つのポイントを意識するだけでストレス対策になり、アトピーの悪化なども抑えることが可能です。
ここでは今からでもすぐに実践できるポイントについて紹介していきます。
早寝早起き
早寝早起きを行い睡眠時間をしっかり確保し、心も身体にも癒しを与えることは一番のストレス解消に繋がります。
出かける時間帯まで時間があるならストレッチや自分の趣味の時間とすることでリラックス効果も期待できるでしょう。
アトピーやストレス以外にも健康体を築く基礎となるのが睡眠と言われているため、是非実践してみてください。
また、睡眠の質を高めるための環境を整えることも大事です。
電磁波がアトピー悪化の要因となる可能性があることはあまり知られていませんが、身体に近づけて使用する携帯電話は、アトピー性皮膚炎の症状がある人が長時間携帯電話を使うと、アレルギー症状が悪化することが研究によって明らかになっています。
身の回りの電気製品のなかで、携帯電話ほど身体に密着して使用するものはありません。
就寝中も電磁波のストレスを浴びないように、寝室に携帯電話やパソコンを持ち込まないようにしましょう。
特に、目覚まし代わりに頭の近くに寝ている間も携帯が置かれている…という状況は見直すようにしましょう。
食事の栄養バランス
食事はアトピー自体に大きな関係がありますし、ストレスと食事も繋がりがあります。
- アレルゲンとなる食べ物を摂取しない
- 食事をとる時間を一定に保つ
- バランスの良い栄養摂取をする
以上の3つは食事をするにあたり意識しておきたいポイント。
いつもよりイライラを感じている人はカルシウムが不足している可能性があるため、牛乳などカルシウムが豊富に含まれているものを摂取してみるのがおすすめです。
適度な運動
適度な運動はストレス解消やリラックス効果が期待できます。しかし、汗の処理には注意が必要です。
汗の始末を疎かにした場合、細菌が発生しその細菌が原因でかゆみが発生してしまう可能があります。お風呂に入り汗を流し、保湿まで確実に行いましょう。
まとめ:アトピーとストレスに向き合うことが大切
ストレスの感じ方やアトピーの症状などは人それぞれ違いがあります。そのため、自分に合った対策を行うことが重要です。
最近ではアトピーに関する治療が薬品が次々に開発されているため、アトピーを気にしないで生活できる時代がすぐそこまできているかもしれませんね。