アトピーは体の部位問わず、全身に発疹を引き起こした激しいかゆみを引き起こす症状の一つです。
子供から大人まで悩む症状で、子供の頃に完治したと思っていても大人になり再発するケースもみられます。 アトピー症状のかゆみが発生する中で一番の原因とも言える乾燥。
そこでこの記事では、
- アトピーと乾燥の関係
- 肌の乾燥を防ぐポイント
- おすすめ保湿グッズ
について紹介していきます。
乾燥を防止し、アトピーのかゆみを最小限に抑えましょう。
Contents
アトピーと乾燥の関係性
アトピーの方の皮膚はバリア機能が低く、水分が外部に逃げていく傾向にあります。そのため、かゆみの原因となるアレルゲンなども皮膚に侵入しやすくなるのです。
アトピー患者の皮膚水分率について
アトピー患者の皮膚の水分保有率は一般の人に比べ、とても低いことが研究で明らかにされています。また、水分を肌に吸収する量も一般の人に比べると低いという結果も出ています。
肌に潤いを与えることはかゆみの軽減やアトピーの症状を和らげることに繋がります。 アトピーの方はいかに水分を逃さずに皮膚を保湿するかが重要です。 こまめな保湿などは必須といえます。
乾燥に対するバリア機能が弱っている背景
肌が乾燥をしているとかゆみが発生します。
かゆみを感じた時にその部位をかくことで、その部分のバリア機能がさらに弱り、炎症が悪化しかゆみがさらに重症化するのです。
この負のサイクルが引き起こされることでアトピーが悪化し、皮膚にも跡が残ってしまいます。 乾燥を防止することも重要ですが皮膚をかかずにかゆみを抑えるのも同じくらい重要です。
すぐに実践!アトピーを悪化させる肌の乾燥を防ぐ5つのポイント
アトピーを悪化させる肌の乾燥を防ぐには大きく分けて水分を補う・保つ・逃さないことが重要です。乾燥が原因でかゆみを感じている人はここで紹介する5つのポイントをすぐに実践してみてください。
水分を補う
一般の人に比べ皮膚から水分が逃げやすいアトピーの人は、水分を一定時間ごとに補うことは必須と言えます。
最近では1日の水分摂取目安と言われている1.5リットルを摂取できていない人が多くいるそうです。健康面を考えても1.5リットル以上は水分を摂取しましょう。
1.こまめな水分補給
皮膚に直接水分を当てたところで皮膚内部まで水分は吸収されません。口から水などを摂取し、身体の中から水分を補給するようにしましょう。
食事からも水分は補給できるため、アトピーの方は飲料から、最低でも1日2リットル以上は摂取することを意識してみてください。
トイレに行くごとにコップ一杯の水を摂取することを習慣化つけると自ずと大量の飲料を摂取することができます。
2.加湿器の稼働
加湿器を稼働させ部屋に置くことで、肌に適度な潤いを与えてくれます。
冬場などはどうしても空気が乾燥してしまうため、冬だけでも加湿器を設置するのがおすすめです。
アトピー以外にも美肌の効果も期待できるので、一家に一台は設置しておきたいですね。
水分を保つ
水分が逃げやすいアトピーの方は、逃げないように工夫することが重要。年齢を重ねるにつれ、体内の水分量は減少していくため、年齢の高い人ほど意識してた方が良いポイントです。
3.塩分を控える
塩分を摂りすぎることにより、細胞内の水分量が低下し体内で水分不足を引き起こす可能性があります。
適度な塩分の摂取は必要ですが、過剰に摂取するのは控えた方が良いでしょう。
4.筋肉を付ける
脂肪の水分保有率は約10%程度。それに対し筋肉の水分保有率は約80%です。
潤いのある肌のイメージがある女性ですが、実は男性の方が水分保有率は高いのです。 少し脂肪が気になる方は、ダイエットし筋肉をつけることで大幅に体内の水分保有量がアップします。
大きな効果も期待できるため是非実践してみてください。
水分を逃さない
皮膚のバリア機能が弱まっている場合は、水分が逃げやすい状態です。
水分が外部に逃げていかないように対策するのはアトピーを悪化させないために一番重要な対策と言っても過言ではありません。
5.保湿する
水分を逃さないために重要なのは保湿です。お風呂上がりや乾燥を感じた場合などに保湿剤を対象部位にこまめに塗布しましょう。
特に足は体の中でも特に乾燥しやすい部位なので、より重点的に保湿するのがおすすめです。 手が届かない背中なども家族やパートナーに手伝ってもらい、体の隅々まで確実に保湿を行いましょう。
乾燥を防止!保湿された空間を築き上げる3つのおすすめ保湿グッズ
リビングに置きたい大型加湿器
広い範囲の加湿を行ってくれる高機能な加湿器。タイマーなどの機能も備わっているため、就寝中に稼働させておいても問題ありません。
操作方法や手入れの方法もシンプルなため、最新の機器が苦手な方にもおすすめの加湿器です。
加湿器 TaoTronics 超音波 ハイブリッド式 6.0L
デスク作業で重宝される小型卓上加湿器
デスク作業にはもってこいの小型の加湿器。ピンポピントで加湿を行ってくれるため、オフィスなどで使用することも可能です。
軽いため、持ち運びにも適しています。 車の中の加湿などにも利用できるため、花粉症の症状もみられる方にもおすすめの商品です。
見栄えもおしゃれなペーパー加湿器
特別に型どられた紙を使用し加湿を行う加湿器。おしゃれなフォルムと目に見えて加湿を感じることができるので女性の方などには特におすすめです。
電源もいらず持ち運びも容易なため、仕事先でも活躍するでしょう。
まとめ:アトピーのかゆみを抑えるには乾燥防止が肝
アトピーでかゆみを引き起こす原因としては乾燥以外にもストレスなども影響してきます。
もちろんリラックスを行いストレスが原因でのアトピーを対策することも大切ですか、基礎となる肌の乾燥を防ぐのが一番重要です。
水分を補う・保つ・逃さないこの3つを特に意識し、肌を整え、少しでもアトピーを緩和できる肌作りを行いましょう。
センソリセラピーという薬を使わない療法もあるので、合わせて参考にしてください。