花粉・金属・ペットなどが原因となり様々な症状が現れるアレルギー。くしゃみ・鼻水・発疹などの症状が一般的で、長期間継続するのが特徴です。
外に出るときはマスクをするなどの対策をしている方もいますが、自宅で発症するアレルギーがある事をご存知でしょうか。
「年中鼻水がでる」「花粉症の時期が終わってもくしゃみが止まらない」「常に目がかゆい」という症状がある方はもしかすると、ハウスダストアレルギーの可能性があります。
そこで今回は、自宅にいながらいつの間にかアレルギーを発症してしまう、ハウスダストアレルギーについて紹介していきます。
Contents
日常生活を脅かすハウスダストアレルギーとは
ハウスダストとはチリやホコリ、ダニなど目に見えにくい、小さな屋内で発生する物質総称です。そのハウスダストが原因となりアレルギー症状を誘発することを、ハウスダストアレルギーと言います。
ハウスダストアレルギーは、子供から大人までの幅広い年代で発症し、患者数は増加傾向にあります。
ハウスダストアレルギーの特徴
花粉が飛散する時期によって発症する花粉症とは違い、ハウスダストは年中存在します。
そのため、一定期間鼻水・くしゃみに悩まされる花粉症に対し、ハウスダストアレルギーは花粉症のような症状が長期間続くのです。
ハウスダストアレルギーの症状
ハウスダストアレルギーの症状は人により多少変化しますが、
くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
- 喘鳴や呼吸困難
などが一般的で、基本的には花粉症の症状と同じと言えます。
風邪などの症状とも似ているため、ハウスダストアレルギーと認知されにくいと言われていますが、長期間上記の症状が続く場合は、ハウスダストアレルギーを疑うべきです。
ハウスダストアレルギー対策はダニの駆除から
ハウスダストアレルギーはチリやホコリが原因となり発症する場合もありますが、ダニが原因で発症する可能性が高いです。
ダニは人間が生活を送る中で、間近に潜む生き物なので適切な対策を行う必要があります。
こまめな掃除、殺虫剤の使用などが特に効果的といえるでしょう。
ダニが発生しやすい場所
ダニは基本的にどこにでも発生しますが、自宅の中で特に注意と言える場所が3つあります。
- 布団などの寝具
- カーペット
- 衣類
以上の場所には比較的ダニが発生しやすい傾向にあり、なんらかの対策を行う必要があります。寝具は週に1回は天日干し、または乾燥機にかけるなどして熱を加えましょう。
カーペットはこまめに掃除機をかける(またはカーペットは敷かずにフローリングで暮らす)、衣類はダニ取りシートやスチームアイロンなどの対策が有効的です。
ダニ駆除に最適なおすすめ商品3選
ダニの駆除は天日干しや、掃除機などが効果的と言えますが、仕事などで「家事の時間が取りにくい」という方も多いと思います。
ここでは、簡単にダニを駆除できる3つのおすすめ対策グッズについて紹介していきます。
ダニアーススプレー
ダニが発生しやすい場所・ダニが発生している場所などに吹きかけて使用するダニアーススプレー。
スプレータイプになっていることから気軽に使用することができ、寝室やリビングに一個は置いておきたいダニ対策グッズです。
ダニ捕りシート
ダニが発生しやすそうな箇所にシートを貼りつけるだけで、ダニから寄ってくるダニ取りシート。
3ヶ月程度日持ちすることから簡単に対策を行うことができます。赤ちゃんのベット付近やカーペット、寝室付近にシートを貼り付けておくのがおすすめです。
ダニアースレッド
煙・または霧タイプの殺虫剤が部屋に充満し、様々な箇所に潜むダニを一掃してくれるダニアースレッド。
出かける前に設置し、帰宅後はダニが死滅している状態、という使い方がおすすめです。ダニが気になる場合は一度使用してみてはいかがでしょうか。
ダニを駆除した後の回収が重要
対策グッズなどを使用し、ダニを駆除した後はダニの死骸を処理することが大切です。ダニは死骸となった状態でアレルゲンとなるからです。
ダニの死骸を処理するには家庭用の掃除機を使用するのがおすすめです。簡単かつ、素早くできます。
ハウスダストアレルギーが疑われる場合はすぐに病院へ
ハウスダストアレルギーは様々な体調不良と症状が似ていることから、アレルギーと認知されるまで時間が掛かる傾向があります。
そのため自己判断での診断はとても危険です。少しでもハウスダストアレルギーと疑われる症状に陥った場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。
まとめ:ダニ駆除以外にもこまめな掃除が必要
ハウスダストアレルギーは小さなお子さんがいる家庭だと特に無視することができない問題となってきました。
そのため、対策グッズを使用することはもちろん週末にはこまめに掃除するのが良いでしょう。
子供は言葉で症状を伝えることが難しいため、親御さんが子供の変化に対して気を配る必要があります。
「長期間鼻水やくしゃみなどの症状がないか」「ある部屋にいる時だけ症状が出ていないか」など日頃から行動や変化にに目を光らせておくことが大切です。
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