花粉症などのアレルギーの症状が盛んに現れる、春や秋のシーズンが終わり、冬になっても、
「アレルギーのような症状が続く」
「風邪のような症状が長期間続いている」
という方もおられるのではないでしょうか?
もし心当たりがあれば、それは冬のアレルギーの可能性がとても高いです。
そこでこの記事では、冬のアレルギーの特徴や予防法、緩和する方法などについて紹介していきます。
Contents
冬にも症状が現れる3つのアレルギー
冬には主に3つのアレルギーが発症する可能性があります。
- ハウスダストアレルギー
- 寒暖差アレルギー
- その他のアレルギー
それぞれのアレルギーについて詳しく紹介していきます。
自分の症状や特徴に当てはまるものがないか確認してみてください。
ハウスダストアレルギー
ハウスダストアレルギーは、ホコリやダニなどのハウスダストがアレルゲンとなり起こるアレルギーです。
夏に増える傾向があるハウスダストですが、日頃の対処法次第では冬にも猛威をふるいます。咳や鼻水など風邪と似たような症状がみられるため、発見されにくいのが特徴です。
寒暖差アレルギー
寒暖差アレルギーは厳密にいうとアレルギーに部類されず、血管運動性鼻炎と言われるものです。
主に鼻水や蕁麻疹、くしゃみ、イライラするといった症状が現れるでしょう。
文字通り寒暖差が原因となり、血管の収縮が起こることから自律神経が誤動作を起こし、体調不良などが起こるのです。
1日に7度以上の寒暖差がある場合に発症する可能性が高いと言われています。
その他のアレルギー
食物アレルギーやアトピーは季節に限らず発症するアレルギーとなります。
どちらも対処法次第では、長引く可能性があるので病院を受診して正確な診断を受けることが大切です。
アトピーの方は、冬になると症状が悪化する方もおられるので、あまりにもひどい方は病院やセンソリセラピーに足を運んでみることをおすすめします。
関連記事;センソリセラピーでアトピーを改善!脱ステロイドで不安のない生活を
1年を通してアレルギー症状が現れる「通年性アレルギー」とは
通年性アレルギーは、1年を通して症状が続くアレルギーの総称です。
主にハウスダストアレルギーのことを意味しており、アレルゲンにより微妙に症状なども変化します。
ここでは通年性アレルギーについて詳しく解説していきます。
通年性アレルギーの症状
通年性アレルギーの症状は、
- 鼻水、鼻詰まり
- 喉のかゆみ
- 目のかゆみ、涙が出る
などです。
通年性アレルギーの方は喘息になる傾向があるため、すでに通年性アレルギーと診断されているのであれば、アレルゲンの検査や向き合い方の見直しを徹底することをおすすめします。
通年性アレルギーの診断方法
通年性アレルギーの診断は必ず病院で行い、自己判断で治療や薬の服用を行うのは厳禁です。
どのような行動を起こした時に症状が現れたのかなど行動について細かく医師に伝えることで、より精度の高い診断を行うことが可能となります。
少しでも何かしらのアレルギーが疑われる場合は、アレルギー検査を受けることを強くおすすめします。
通年性アレルギーの予防方法
通年性アレルギーを予防するのにはアレルゲンを私生活から取り除くことがベストです。
花粉の場合は、花粉を吸引しないように。ダニアレルギーの場合は、ダニと接触しないことが大切です。
通年性アレルギーで一番みられるハウスダストアレルギーとなった場合は、こまめな掃除・洗濯などを心がけてください。掃除は3日に1回を目安とし、実施してください。
寝室など滞在する時間が多い部屋の掃除はより、徹底的に行いましょう。
通年性アレルギーを緩和する3つの方法
通年性アレルギーは正しい対処を行うことで、症状を緩和させることが可能です。
- 薬の服用
- センソリセラピーに通ってみる
- アレルゲン免疫療法
これらのどれかを行うことで、通年性アレルギーの症状を緩和することができるでしょう。
それぞれの緩和方法について詳しく紹介していきます。
薬の服用
症状などにもよりますが、
- コルチコステロイドの鼻腔スプレー
- 抗ヒスタミン薬
などの薬を使用するのはとても効果的です。
しかし、薬を使用する場合は必ず医師の診察を受けた上で行うようにしましょう。
薬の飲み合わせによっては通年性アレルギー以外の異常をきたす可能性があります。
体調を悪化させない為にも十分注意してください。
センソリセラピーに通ってみる
センソリセラピーは副作用がなく、薬を一切使用しない新しい療法で、世界でも注目を浴びています。
日本でセンソリセラピーが行われて以降、様々なアレルギー患者が症状の緩和に成功してきています。
クリニックに通院する必要がありますが、ストレスなく症状を抑えることができるので気になる方は一度足を運んでみてください。
こちらでセンソリセラピーについて詳しく紹介しています。
薬を使わないアレルギー療法、海外でも注目されるセンソリセラピーとは?
アレルゲン免疫療法
どうしても症状が緩和しない場合は、アレルゲン免疫療法を行ってみるのもおすすめです。
- 症状が重い
- 喘息を発症してしまった
と言う方は是非アレルゲン免疫療法を受けることを前提に医師に診察をしてもらいましょう。
体にも少し負担をかける治療ではありますが、必ず改善することが可能でしょう。
まとめ:季節によって原因は様々なので医師の判断を仰ごう
季節や微妙な症状の変化によって対策法や原因は様々です。
その為、自己判断で病状を判断するのはとても危険と言えます。
上記でも説明した通り通年性アレルギーは喘息にもなり得る可能性があります。
症状をより悪化させない為にも病院に行き、専門家の適切な判断を聞くことが大切です。
病院や投薬に抵抗がある方は、センソリセラピーに通ってみることをおすすめします。