甘いものがやめられない?スイーツ依存のメカニズムとセンソリによる改善

太るからいけないと分かっているのに、甘いものをやめられないなら、それはスイーツ依存かもしれません。

お菓子が止まらないのは、あなたが甘えているからでも、 怠惰だからでもありません。脳の誤認識によって引き起こされるものであり、しかるべき対処をしなければそう簡単に改善しません。

この記事ではスイーツ依存の仕組み、改善するアプローチをセンソリセラピーの見地からお話しいたします。

スーパーサイズミーという映画を見たことがありますか?

2004年に公開された『Super Size Me』という映画を見たことがありますか?この映画の監督であるモーガン・スパーロックさんが、30日間ずっと1日3食、マクドナルドのセットだけを食べて過ごすことで、健康や精神にどういう影響があるかを実験するドキュメンタリー映画です。

実験の結果はある意味予想通りで、肥満だけでなく内臓疾患や鬱の症状も現れ、ファストフードだけで過ごすことは心身に悪影響があることが示されました。

私がこの映画を見て印象に残っているのは、最初は吐きそうになりながら嫌々食べていた監督が、あるタイミングから「マック依存」のようになり、ハンバーガーやポテトを食べたくてしかたなくなったシーンです。

センソリセラピーとは直接関係ありませんが、身体に悪いものでも、食べたくてしかたない、自分の意志では止められないという状態は、ファストフードも甘いものも似ているところがあります。

かくいう私もスイーツと乳製品依存だった

そういう私も、若いころは甘いものが大好きでひたすら食べていた時期がありました。

また、大人になってからはチーズやヨーグルトといった乳製品が大好きで、ほとんど毎日のように口にしていました。日本人の消化器官は、これら乳製品の消化にそんなに向いていないので、今思えばけっこうな負担を身体にかけていたかもしれません。

センソリセラピーでこれらへの依存や誤認識がなくなった今は、もし冷蔵庫に入っていても欲しくなければ食べないという選択を自然にするようになっています。食べても3~4日に1回くらい。依存しなくなったのです。

以前の私ならば、開けたら最後、一箱全て食べてしまうということが日常茶飯事でしたので、食べかけを冷蔵庫に保存するということは滅多にありませんでした。

脳の誤認識がスイーツへの依存を生む

さて、ここからは、センソリセラピーの立場から、スイーツ依存がどういうものかを解説していきます。

その前にまずセンソリセラピーの仕組みを一通り解説します。センソリセラピーとは、さまざまな物質や現象に対する脳の誤認識を解除するものです。

分かりやすい例でいえば、猫アレルギー。体毛や皮膚といった、猫の身体から床などに落ちる物質は、本来は人間の身体に悪いものではありません。でも、脳が「猫の毛は身体に害だ!」と誤認識することで、猫の毛に対して脳が拒否反応を示し、内臓に余計な負担がかかったり、経絡の流れが乱れたりします。その結果として、猫が近くに来るとくしゃみが出たり、鼻水が出たりします。

センソリセラピーとは、こういった本来は問題のない物質や現象に対する誤認識を解きます。「猫はあなたの身体に悪いものではありませんよ」と、脳の認識をあらためることができます。

センソリセラピーについての詳しい解説は、「なぜアレルギー症状が現れ、センソリセラピーがそれを改善できるのか」で詳しく解説しています。

さて、ここからが大切。この誤認識と依存はリンクしやすいのです。これまで1000人以上の方に施術を行ってきましたが、ほとんど全員が「糖類」に対して、何らかの誤認識を抱えていました。糖にもいろいろな種類があり、多くの方が数種類程度の誤認識を持っています。

でも中には、12種類もの糖類に対して誤認識がある方がこれまで3人いました。この3人の方は、中学生の時に毎食ご飯をお茶碗で3杯は食べていたり、ロールケーキを一人で1本丸ごと食べたりと、炭水化物や甘いものに対して非常に強い執着があったのです。

誤認識がある=身体に負担がかかっているものほど、そのものに執着する傾向があります。

これはセンソリセラピーの公式見解ではありませんが、これまでに多くの方に施術をしてきて、現場レベルではまず間違いないと思っています。

スーパーサイズミー的にいえば、身体に悪いもの、あるいは刺激が強く身体に負担をかけるものほど依存性が高いわけです。甘いもの以外では、コーヒー、タバコ、アルコールといった嗜好品に同じ傾向があります。

努力や根性で良くなるものではありません

一つの目安として、

「お菓子を食べると太るからやめなくちゃいけない。でもどうしてもやめらない」

という状態なら、スイーツ依存、つまり糖類に対する誤認識がある可能性が考えられます。

誤認識による依存は、脳のメカニズムそのものの問題であり、あなたに努力や根性が足りていないわけではありません。精神論で解決できる領域の問題ではないのです。

ですので、今そのようなお悩みを抱えている方は、どうぞご自身を必要以上に責めないでくださいね!あなたは悪くないのです。

センソリセラピーではこういった誤認識を解除し、嗜好品に対する依存をリセットできる期待があるので、お悩みの方はぜひご相談いただきたいです。

面白いもので、糖類の誤認識を解除した多くの方が、以前より甘いものへの執着がなくなったとおっしゃっています。そして私もセンソリセラピーをしてから、甘いものや乳製品を食べる回数が減りました。

大切なことなので再度お伝えします。

スイーツ依存を自分のせいにしすぎないでください。脳の誤認識が原因であればあなたが悪いわけではなく、罪悪感を感じることで改善するものでもありません。

スイーツ依存が緩和したお客さまから喜びの声

最後に、センソリセラピーの処方により、甘いものへの依存が改善したお客さまからのメッセージを紹介します。

甘いものを食べてくなったときに、「これはストレスで食べたくなっているんだ」と自覚できるようになり、量をちょっとにしたり、ほかのことでやりすごしたりできるようになりました(F・Tさん 女性)

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