
体にかゆみや発疹などの症状が現れるアトピー。赤ちゃんから大人まで幅広い年代でみられる皮膚炎です。アトピー発症中に皮膚を激しく刺激した場合、将来的に引っ掻き跡や皮膚表面の変形などを引き起こす可能性があります。
長期間向き合わなくてはいけないアトピーですが、「アトピーの原因は?」と疑問を持たれている人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はアトピーの原因と悪化しない対策ポイント、予防方法について紹介していきます。
Contents
アトピーの原因と特徴
アトピーを引き起こす原因としては大きく分けて2つの要因があると言われています。
1つは遺伝子的な要因が大きい、皮膚の機能性障害。
2つ目は、周囲の環境が大きく作用する環境的要因です。
アトピー患者の方の皮膚はセラミドと呼ばれる保湿成分が少ない傾向があります。そのため、肌が乾燥しやすくダメージを受けやすい状態にあるのです。
また、環境的要因として汗・食べ物・動物の毛・日光など身の回りに存在する物質も大きくアトピーに関係してきます。
皮膚の機能性障害を補うべく、保湿の徹底。環境的要因を取り除くべく、体も周囲も常に清潔に保つことが重要です。
アトピーを引き起こしている皮膚の状況
アトピー患者は肌の水分量が一般の人より少ない傾向にあり、乾燥しやすいのが特徴です。
肌が乾燥している場合は、ダメージを受けやすく、その傷口からアトピーを発症する可能性があります。
また、激しいかゆみを伴うアトピーは局部をかいてしまう傾向にあります。何度も激しく皮膚をかいた場合、皮膚表面がゴワゴワになる症状が現れる可能性が高いです。
子供のアトピーは大人になったら治る?
赤ちゃんや子供の頃に発症したアトピーは大人になるにつれて症状が治っていく傾向にあります。
皮膚をかく行為を行わないことや保湿を徹底することで早ければ1歳半、遅くても6歳までには症状が治るというデータが検出されているのです。
しかし、稀に成人になるまでアトピーの症状が持ち越す場合もあります。その場合は、激しいかゆみと長期間戦わなくてはいけないため、完治するのが難しいでしょう。
また、子供の頃に治ったアトピーが成人になって再発するか可能性もあります。
一時症状が緩和したからといって油断せず徹底的に保湿などの保護を行いましょう。
アトピーを対策する3つのポイント
アトピーのかゆみの症状を対策するには大きく3つのポイントがあります。継続するのは難しいですが、大きく効果が現れるため、徹底的に行いましょう。
肌の清潔を保つ
アトピー患者は、「黄色ブドウ球菌」という細菌の数が多い傾向にあります。この黄色ブドウ球菌から出る成分がアトピーの炎症を悪化させる原因の1つなのです。汗をシャワーで流し、体を清潔に保つことで、黄色ブドウ球菌の増加を抑えることができます。
体を洗う際は、皮膚を強く擦らず、優しく撫でるようにするのがポイントです。
薬物療法
医者の診察を仰いだ上で、処方されたアトピー用のステロイド薬を定期的に皮膚に塗布する方法。
ステロイド薬は刺激性の強い薬品などので、アトピーの症状が現れている部分以外には使用しないことが鉄則。清潔な状態にした上で塗布し、欠かさず使用しましょう。
中には子供にステロイド薬を使用するのに抵抗があるという方もおられると思います。
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様々な悪化因子を知る
アトピーを悪化させる要因は多数あります。そのため、それぞれの要因に対して正しい対策を行うことが大切です。汗・ストレス・紫外線・服・食べ物・ダニなど人により悪化要因は様々。自分の悪化要因となり得る物質を把握し、その物質を避けることが重要です。
最近では寒暖差の影響により、かゆみを訴える方がとても増えてきています。
そのため、季節の変わり目などは特にかゆみの症状が強く現れてしまうのです。
アトピーを予防!徹底的に行うべき2つのポイント
アトピーを予防するためには特に2つのポイントに気をつけることが大切です。
気軽に行える予防法なので、今でも実施してみてください。
徹底的な洗浄と保湿
アトピーを悪化させる黄色ブドウ球菌の増加を防ぐために、こまめな洗浄。肌の乾燥を防ぐために徹底的な保湿を行うことが重要と言えます。
『優しく洗浄・隅々まで保湿』を意識しましょう。手が届かない局部の保湿はご家族などに手伝ってもらい、確実に保湿を行うことも大切です。
適度な掃除と換気を行う
生活の拠点となる家や部屋の、ほこりやダニが原因になっている可能性があります。定期的に掃除をすること、適度に換気を心がけましょう。ペットを飼っている家庭は、ペットの毛がアトピーの悪化要因となっている可能性もあるため、より徹底的に掃除を行うことが大切です。
まとめ:アトピーかも?と思ったら一度受診する
アトピーが発症したばかりの段階では、素人判断で診断するのがとても難しい状態です。
そのため、「アトピーかも?」と少しでも感じた場合は、すぐに病院に行き、医者に診察をしてもらうことをおすすめします。
また、子供だと「かゆい」などの症状を口で伝えることができますが、赤ちゃんは表現することができません。赤ちゃんの場合は、肌を定期的に目視確認するほか、かくような仕草をしていないか確認を行いましょう。
環境的な要因を少しでも排除し、アトピーの症状が悪化しないように努めることが最重要事項です。
センソリセラピーという薬を使わない療法もあるので、合わせて参考にしてください。